朝日新聞デジタル 2018年5月9日08時48分
https://www.asahi.com/articles/ASL584DP9L58PLFA006.html

 ゲーム大手のカプコンの業績が絶好調だ。プレイステーション4などに対応したゲームソフト
「モンスターハンター:ワールド」が大ヒットし、8日発表の2018年3月期決算で25年ぶりの最高益を記録した。

 「モンスターハンター:ワールド」は1月に売り出したばかりだが、久々の新作とあって世界中で人気が爆発。
3月末までに790万本が売れ、同社で最もヒットしたゲームになった。専門店での販売だけでなく、
インターネットを通じたダウンロードによる販売にも力を入れたことで「最速ヒット」につながった。

 売上高は前年比8・4%増の945億円だった。本業のもうけを示す営業利益は同17・5%増の160億円、
純利益は23・2%増の109億円となり、いずれも最高益を更新。とくに営業利益は、スーパーファミコンの
格闘技ゲーム「ストリートファイターU」が人気となった1993年3月期の最高益を塗り替えた。

 対戦型ゲームの競技「eスポーツ」が海外で盛り上がりをみせていて、ストリートファイターシリーズの人気も
再燃しているという。19年3月期の業績も増収増益を見込む。
(中村光)