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サムスンがインターネットに接続できないスマートフォンGalaxy J2 Proを発売しました。通話とテキストメッセージ以外の通信は一切できず、新たなアプリはインストールできない仕様です。

スマホの定義を揺るがすこの端末は、韓国国内だけで販売。受験を控えた高校生向けの「気を散らさずに勉強に集中できる」コンセプトとなっています。
もともとGalaxy J2 Proはアジアやヨーロッパなど海外向けに販売されているエントリーモデル。正確には毎年更新されている「J2 Pro」シリーズのうち、各種仕様から最新モデルのJ2 Pro(2018)と思われます。

Galaxy J2 Proは5インチQHDディスプレイにCPUはクアッドコア1.4GHz、RAM1.5GBでROM16GB、メインカメラ800万画素でフロントカメラ500万画素といたって標準的なスペックの端末です。

本来はデュアルSIMでLTEも使用できるはずが、このモデルでは通話やテキストメッセージの他は全て無効化。内蔵された英語辞書アプリやカレンダー、電卓やFMラジオ以外のアプリは追加できません。

価格は約20万ウォン(約2万円)。興味深いのは、2019年〜2020年の大学修学能力試験(日本の大学入試センター試験に当たる)を受ける学生向けに払い戻し制度を用意していること。テストを終えた学生が2018年以降にリリースされたGalaxy S/Note/Aシリーズを買う場合は、J2 Proの費用は全額返金されます。

「友達が持っているからケータイが欲しい」とスマートフォンをせがまられる親御さんは、韓国に限らず全世界にいるはず。今回のプランは韓国限定ですが、日本でもニーズはあるかもしれません。
https://japanese.engadget.com/2018/04/17/offline-smartphone/