アメリカのツイッター社は、テロを称賛したとして、去年末までのおよそ2年半の間に、世界で合わせて121万のアカウントを閉鎖したことを明らかにしました。

ツイッター社は5日、2015年8月から去年末までのおよそ2年半の間に、利用規約に違反しテロを称賛したとして、世界で合わせて121万のアカウントを閉鎖したと発表しました。

また、最後の半年間に閉鎖したアカウントのうち、74%は最初のつぶやきの前に見つけて閉鎖したとしています。

アメリカでは、ソーシャルメディアがテロに利用されていることを知りながらプライバシーの保護を理由にアカウントを閉鎖しないことに批判が強まっていて、2015年に西部カリフォルニア州で過激派の思想の影響を受けたとみられる男女2人が銃を乱射し14人が死亡した事件のあとも、当時のオバマ大統領がツイッター社などに対策を呼びかけています。

今回の発表についてツイッター社は、「テロを称賛する人たちにとって望ましくない場を目指しており、こうした活動のツイッター離れが進んでいる」とコメントしています。
4月6日 5時19分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180406/k10011392671000.html