全国銀行協会の平野信行会長は15日の記者会見で、スマートフォンなどで手軽に支払いができる「QRコード決済」について三菱東京UFJ、三井住友、みずほの大手3行が規格を統一し、連携していく方針を正式に明らかにしました。

現金を使わないキャッシュレス化の動きが世界的に広がるなか、スマートフォンなどで手軽に支払いができる「QRコード決済」は、国内で楽天やLINEなどIT企業が相次いで参入するなど競争が活発化しています。

これについて全国銀行協会の平野会長は15日の会見で、「QRコードは業界によって、さまざまな規格が存在しており、乱立してしまうと利用者や小売り業者がそれぞれに対応した設備を整える必要が出てくる。

このため、メガバンク3行が連携して規格統一に向けて検討することにした」と述べ、三菱東京UFJ、三井住友、みずほの大手3行が規格を統一し、連携していく方針を正式に明らかにしました。

3行は今後、必要なシステム投資などを共同で行う新会社の設立を検討するなど、早期のサービス開始に向けて協議を急ぐとともに今後、ほかの銀行にも統一規格の採用を呼びかけていく考えです。
3月15日 19時54分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180315/k10011366681000.html