大手電機メーカーの富士通は、中国の大手国有企業と共同で新会社を設立し、AI=人工知能などを活用した「スマート工場」と呼ばれる最新の工場について、中国で本格的な展開を目指すことになりました。

富士通は、中国の国有企業でインフラ設備のシステムなどを手がける上海儀電と共同で新会社を設立しました。

中国では飛躍的な生産性の向上を目指し、AIやいわゆるIoTなどを活用した「スマート工場」の普及が国策として進められています。

富士通としては、新会社を通じて中国でのスマート工場関連のビジネスを本格的に展開したい考えで、富士通側が工場の省エネや生産効率の改善などにつながるシステムの開発を担い、上海儀電側が持つ中国国内のネットワークを生かして販売先を広げていくことにしています。

スマート工場をめぐっては、日本のメーカーだけでなくドイツなど海外のメーカーも力を入れていて、世界的な競争が激しくなっています。
3月10日 4時07分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180310/k10011358941000.html