Apple関連のリークや予測で定評のあるKGI証券のアナリストであるミン・チー・クオ氏が、2018年にはiPhone Xと同じベゼルレスデザインの新型iPhoneが3モデル登場すると予測しています。その中の最も高価なモデルが、iPhone X(5.8インチ)よりひとまわり大きな6.5インチディスプレイを採用した「iPhone X Plus」とも呼べる端末です。このiPhone X Plusに使用されると思われるディスプレイガラスの写真がリークされており、2018年には新型iPhoneが3モデル登場するという予測の信ぴょう性が高まっています。

Leaked images claim to offer first look at ‘iPhone X Plus’ displays | 9to5Mac
https://9to5mac.com/2018/02/24/iphone-x-plus-leaked-images/

中国向けのApple関連フォーラムであるMacXに、iPhone X Plusのものと主張する写真が投稿されました。投稿されたのは「iPhone X Plus用のディスプレイガラスの写真」と「ベトナムにあるLGの施設で撮影したデジタイザの写真」とのことで、リークした人物によれば「iPhone X Plus向けの生産設備の試運転時に撮影したもの」だそうです。

以下の写真はベトナムにあるLGの施設で撮影されたという、iPhone X Plus用のデジタイザおよびディスプレイパーツの写真。パーツ上部の凹部分に沿ってイヤーピースとセンサーの配置を確認することができるとのこと。
https://i.gzn.jp/img/2018/02/26/leaked-iphone-x-plus-display/s01_m.jpg

こちらがiPhone X Plusのディスプレイガラスの写真。Apple関連メディアの9to5Macは「デジタイザは明らかに5.8インチのiPhone Xのものよりも大きいと思われる」と記しています。見た感じではディスプレイ上部の凹部分はiPhone Xのものとほとんど同じサイズか少しだけ小さいくらいに見えます。なお、2018年に登場するiPhoneに関する予測の中には凹部分が小さくなるというものもありました。また、ディスプレイガラス下部にはAppleが使用してきた過去のフォーマットと一致する印刷部品番号が記されたフレックスケーブルがつながっています。このフレックスケーブルに記載されている数字によると、ディスプレイガラスが生産されたのは2017年の46周目(11月中旬)です。
https://i.gzn.jp/img/2018/02/26/leaked-iphone-x-plus-display/s02_m.jpg

iPhone XではSamsungが独占的にOLED(有機ELディスプレイ)パネルをAppleに供給していましたが、初期不良で「謎の緑の縦線」が生じたりと、その品質にAppleが満足していなかったのは周知の事実となっています。それ故か、最近は2018年にはLGもAppleに有機ELディスプレイを供給するという予測も飛び交っており、これが事実ならば、ベトナムにあるLGの施設で撮影されたというリーク写真の信ぴょう性もさらに高まります。

9to5Macはリーク写真について「懐疑的な扱いを受けなければいけない」としつつ、KGIやその他の情報源が述べてきた情報と一致するとしています。
2018年02月26日 10時09分00秒
https://gigazine.net/news/20180226-leaked-iphone-x-plus-display/