インドネシアで銀行口座を持つ人は人口の4割にとどまるが、決して「金融途上国」ではない。普及率が5割を超えたスマートフォン(スマホ)を軸にキャッシュレス化が浸透し、その裏では日本の金融機関や外資も交えた覇権争いが激しさを増している。

 「10%キャッシュバック」。2月初旬、ジャカルタ郊外のショッピングモールはこんなポスターで埋め尽くされていた。大手財閥リッポー・グループが日本の東京センチュリーと組ん…
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27251530S8A220C1EE9000/