パナソニックは20日、顔認証サーバーソフトの新製品を8月に発売すると発表した。「ディープラーニング(深層学習)」の活用で認証精度を高め、上下左右に傾いた顔やサングラス姿でも照
合できる点が特徴だ。公共施設や商業施設などの需要を開拓する。

新ソフトでは目や鼻、口といった特徴を数値化し、複数のディープラーニング構造で分析する。これにより、顔が経年変化したり、上下30度や左右45度の傾きがついたりした場合でも、事前登録した画像との正否を判別できるようにした。2018年中にマスク姿にも対応する予定だ。

パナソニック製の監視カメラの一部と併用すれば、顔認証に適した画像のみをサーバーに送れるようになり、ネットワークやサーバーにかかる負荷も抑えられる。たとえば、10台以上の監視カメラを接続した場合でシステム全体のコストを40〜50%ほど低減できるという。

2018/2/20 15:57
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27141290Q8A220C1000000/