ロシアの情報セキュリティー会社、カスペルスキー研究所の日本法人は14日、銀行を狙ったサイバー攻撃の対処法を学べるボードゲームの提供を始めたと発表した。実在するハッカー集団の手口に沿ってゲームが進む。実際にボードを囲んでプレーする方法と、オンラインで利用する方法を選べる。料金は年間300万円(税別)となる。

 プレーヤーは複数のグループに分かれ、ゲーム内に再現された銀行の情報システムをサイバー攻撃から守る。限られた時間と予算で最適な対処法を模索する。ゲームを終えたら参加者全員で議論して理解を深める。

 カスペルスキー研究所の日本法人はこれまでも企業や自治体、発電所、浄水場向けのボードゲームを提供してきた。3月14日には銀行版のオンラインゲーム大会を開く。1チームのメンバーは3人以上とし、50チームがプレーする。無料で参加できる。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26887360U8A210C1X35000/