パナソニックは4月に米国にシステム開発会社を新設し、システムエンジニア(SE)を今後3〜4年で現在の2倍の200人以上に増やす。企業向けシステムを手がける社内カンパニーの樋口泰行社長が現地時間8日の記者会見で明らかにした。

 北米では商品や分野別に販売会社がありエンジニアも分散していた。4販社を統合し、人員も集約して企業向け事業を強化する。

 米国現地法人の下に「パナソニック システムソリューションズノースアメリカ社」を設ける。北米では監視カメラや放送機器などを展開するが「製品単体ではなく(複数の)自社製品やソフトウエアを含めたソリューションとして提供したい」(樋口氏)考えだ。

 新会社では物流、防犯、製造といった業界別に営業体制を構築。共通で使えるプラットフォームも開発する。日本では2017年4月にシステム開発の専門子会社を設立した。一体的な営業で先行しており、米国でも導入することにした。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25462920Z00C18A1TI1000/