個人のパソコンを乗っ取って仮想通貨を獲得できる「マイニング(採掘)」という作業を勝手にさせ、不正な「稼ぎ」に加担させるウイルスが日本国内で急増していることが分かった。情報セキュリティー会社トレンドマイクロによると、ウイルスを拡散する不正サイトは2017年7〜9月に約1750件と、4〜6月に比べて約12倍になった。

 感染するとパソコンの動作が重くなったり、電池の消耗が早くなったりする。仮想通貨を不正送金するウイルスを送り込まれる恐れもある。

 犯罪者は正規のウェブサイトを改ざんして、閲覧者が不正サイトに知らないうちに誘導される細工をしている。

2018年1月6日 / 09:29
ロイター
https://jp.reuters.com/article/idJP2018010601000614