食事や通勤時の「ながらスマホ」が増えている。総務省の社会生活基本調査によると、主にしていた行動の他に同時にしていた行動として、スマートフォン(スマホ)やパソコン(PC)の使用と答えた人の割合は21.5%と、前回調査から17.6ポイント上昇した。通勤中に使用した人の割合は前回調査のラジオに代わって1位となり、朝食時の割合でも新聞・雑誌を抜いた。

 調査は5年ごとに実施している。今回の調査は2016年10月20日時点。同時行動全体で最も多かったのはテレビで42.9%だったが、前回調査から4.6ポイント下落した。

 朝食時に同時行動を行う人は27.9%。1位のテレビは19.0%で前回調査から1.7ポイント下落し、2位につけたスマホ・PCは3ポイント増の3.1%だった。スマホは通勤中の同時行動では1位で4.0%と前回調査(0.2%)から大幅に上昇した。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25048170V21C17A2EE8000/