厚生労働省は13日、東京電力福島第1原発事故の収束作業で放射線に被ばく、白血病を発症した東電社員の40代男性を労災認定した。男性は事故直後に注水作業に携わり、積算被ばく線量は約99ミリシーベルトに上った。原発事故後の作業による被ばくを巡る労災認定は4例目で白血病が3例、甲状腺がんが1例。

 厚労省によると、男性は1994年から白血病と診断された2016年2月まで福島第1原発で業務。11年3月の原発事故直後は、電源喪失で冷却ができなくなった1号機や3号機に外部から注水する作業にも関わっていた。
https://jp.reuters.com/article/idJP2017121301001636?il=0