http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171109/K10011217231_1711091711_1711091713_01_03.jpg
ことし話題になった言葉に贈られる「新語・流行語大賞」の候補が9日に発表され、「インスタ映え」や「働き方改革」「藤井フィーバー」など30の言葉がノミネートされました。
「新語・流行語大賞」は、1年の間に話題になった出来事や発言、流行などの中から世相を表現した言葉を選ぶ賞で9日、ことしの候補として30の言葉が発表されました。

このうち社会現象や時事問題に関連して、SNSのインスタグラムに投稿するためスマートフォンなどで写真を見栄えよく撮影する「インスタ映え」、睡眠不足の蓄積が認知症などの発症リスクになる「睡眠負債」、長時間労働の是正などを目指す「働き方改革」、うそやでっち上げをニュース記事のように仕立ててインターネット上に流す「フェイクニュース」などが選ばれました。

また、他人の気持ちを推し量るという意味で、国有地の払い下げなどをきっかけにさまざまな場面で使われた「忖度(そんたく)」や、豊田真由子元衆議院議員が車内で秘書を罵倒した言葉「ちーがーうーだーろー!」なども選ばれています。

文化や芸能の分野では、地球の人口の半分が男性であることを表現した、お笑い芸人、ブルゾンちえみさんの決めぜりふ「35億」などのほか、将棋界からは、独特のキャラクターで知られことし6月に引退した加藤一二三九段の愛称「ひふみん」と、中学3年の藤井聡太四段が前人未踏の29連勝を達成した「藤井フィーバー」がノミネートされました。

ことしの傾向について、選考委員会は「言葉そのものに勢いがなく、低調な年と言えるのではないか。例年と比較すると負の言葉が多い年だったと言える」と分析しています。

「新語・流行語大賞」は、来月1日に大賞とトップ10が発表されます。
ノミネートされた30語
ことしの「新語・流行語大賞」にノミネートされたのは、次の30の言葉です。
「アウフヘーベン」「インスタ映え」「うつヌケ」「うんこ漢字ドリル」「炎上○○」「AIスピーカー」「9.98(10秒の壁)」「共謀罪」「GINZASIX」「空前絶後の」「けものフレンズ」「35億」「Jアラート」「人生100年時代」「睡眠負債」「線状降水帯」「忖度(そんたく)」「ちーがーうーだーろー!」「刀剣乱舞」「働き方改革」「ハンドスピナー」「ひふみん」「フェイクニュース」「藤井フィーバー」「プレミアムフライデー」「ポスト真実」「魔の2回生」「○○ファースト」「ユーチューバー」「ワンオペ育児」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171109/k10011217231000.html