神戸製鋼の検査データ改ざん問題をめぐり、東京電力は、千葉県や東京都など3か所の火力発電所に、検査データが不正に書き加えられた配管が納入されていたと発表しました。
発表によりますと、検査データが不正に書き加えられた配管が納入されていたのは、東京電力の、千葉県富津市の「富津火力発電所」と東京・品川区の「品川火力発電所」、それに茨城県東海村にある「常陸那珂火力発電所」の3か所です。

問題の配管を納入していたのは神戸製鋼の子会社、「神鋼メタルプロダクツ」で、配管の太さなどを本来は2か所で測るところ、実際には1か所しか測らないまま、架空の数値を書類に書き込んでいたということです。

東京電力は、こうした配管は、合わせて2900本余りに上るとしていますが、定期検査などの際に強度などを確認しているため、安全性には問題がないとして、交換は行わないとしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171102/k10011208491000.html