米マイクロソフト(MS)は1日、業務ソフトウエア「マイクロソフト365」に中堅・中小企業が導入しやすいよう利用料金を抑えた仕様を追加したと発表した。大企業向けのセキュリティー機能などを除いた。365の機能を活用して様々な場所から会議に参加したり、人工知能(AI)を活用したりできるようにして働き方改革を後押しする。

 「マイクロソフト365 ビジネス」は従業員300人規模までの企業の利用を想定する。月額利用料金を税別2180円と、従来よりも3割以上安くした。テレワークなど多様な働き方を支援する機能を搭載した。

 チームのコミュニケーションツール「マイクロソフト チームズ」、会議システム「スカイプ フォー ビジネス」などを使える。外出先でのスマートフォン(スマホ)紛失による情報漏洩を防ぐため、遠隔操作で企業情報や業務データを削除できる。

 プレゼンテーションソフトでは、文章だけのページにAIが見栄えのいいデザインを提案する。資料作成の時間短縮につながる。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22994150R01C17A1X1F000/