Googleがウェブブラウザ・Google Chromeの最新安定版「62.0.3202.62」をリリースしました。最新のChromeではOpenType可変フォントに対応し、入力フォームのあるページがHTTPで接続されるともれなく警告表示が出されます。

・OpenType可変フォント
Chrome 62ではOpenType可変フォントに対応しました。可変フォントのために必要な3つの異なるフォントを1つのファイルにコンパクトにまとめることで、スタイルごとにフォントを用意することなく、CSSでスタイルを表示可能にします。
・Network Information API
ネット回線パフォーマンスの指標を取得する「Network Information API」が拡張されました。これにより、ネット回線の実効速度が非常に遅い場合には縮小版ページを提供するなど、パフォーマンスに応じたページの読み込みを行うことで表示速度を向上させられます。

・Media Capture from DOM Elements API
オーディオやビデオのようなHTMLMediaElementsからメディアストリームを直接ライブキャプチャできる「Media Capture from DOM Elements API」がサポートされました。

・入力フォームのあるHTTPサイト
すでにChrome 56からクレジットカード情報など高いセキュリティが求められるページをHTTPSではないHTTP接続で表示する場合に警告が表示される仕様になっていまいたが、HTTP接続で入力フォームがあるページが表示される場合にも警告が出されることになりました。

他にも、Chrome 62では脆弱性に関する修正が行われており、4段階中の2番目の深刻さの「High」が8件含まれています。
http://gigazine.net/news/20171018-google-chrome-62/