https://www.nikkei.com/content/pic/20170916/96958A9F889DE0E3E0E0E5E0E0E2E3E4E2EBE0E2E3E5E2E2E2E2E2E2-DSXMZO2122720016092017000001-PB1-6.jpg
シャープは12月に国内で発売する世界初の8K液晶テレビで、2017年度末までに1千台の販売を目指す。16日に同社の八尾事業所(大阪府八尾市)で開かれた一般向けの展示会で、TVシステム事業本部の喜多村和洋副事業本部長が明らかにした。8Kテレビを関西で一般公開したのは今回が初めてで、今後も全国の店舗などで展示し8Kの映像をアピール。10月2日から予約を受け付ける。

8Kは解像度が現在の4Kの4倍と高い。12月に発売する70インチテレビの国内価格は100万円前後(税抜き)。来年末までには60〜80インチの機種をそろえる予定だ。来年末に始まる8K放送を見るためにテレビと別に必要な専用チューナーも開発予定で「20万円を切ることを目標にしている」(喜多村氏)という。国内外の電機各社は有機ELパネルを採用したテレビを強化しているが、シャープは独自の8Kテレビで先行する狙いだ。

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