サムスンがニューヨークで「Galaxy Note8」を発表した。6.3インチのディスプレイ、「App Pair」というマルチタスク機能、デュアルカメラを装備し、スタイラス「S Pen」にも多数の改良が加えられている。

 「Galaxy Note 8」を発表する上で、サムスンには行わなければならないいくつかの重要な項目があった。例えば、次のようなものだ。

「Galaxy Note7」のバッテリに関連するリコールの問題を払拭する
Appleが10周年記念となる「iPhone」をリリースする前に弾みをつける
複数の価格帯で端末の画面が大型化する中、ハイエンドスマートフォンとしてのブランドと価格を維持する
Note8をPCのように利用できる「DeX」システムなどのツールによって、消費者と企業のニーズに応えられる企業としてサムスンを印象付ける
 Galaxy Note8が上記のすべての条件を満たしているかどうかはまだわからないが、その多くを実現するであろうことは間違いなさそうだ。予約注文受付は米国で8月24日、発売は9月15日に開始される。

 サムスンはイベントの冒頭で、サムスンから離れずにいてくれた顧客に感謝し、まずGalaxy Note7のリコールに触れた。サムスンのモバイル通信事業担当プレジデントを務めるDJ Koh氏は、「ここで、業界における真に比類ない製品を祝いたいと思う」と述べた。Koh氏は、サムスンがファブレットというカテゴリを生み出し、生産性を促したことについて語った。「皆さんの支援に支えられて、われわれは今日ここにいる」と同氏は述べた。
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