米宇宙開発ベンチャーのスペースXは14日、スーパーコンピューターの国際宇宙ステーション(ISS)への打ち上げに成功した。今回の荷物は研究開発向けが中心で、スパコンのほか、パーキンソン病の治療法開発に使うたんぱく質製造装置が含まれる。16日にISSのロボットアームで近くに到達した宇宙船を確保する。宇宙船は再利用を見据え、1カ月後に地球に帰還する。

 第1段ロケットの陸上での回収にも成功した。回収成功は10回連続。スペースXがISSに物資を輸送するのは全20回の契約のうち12回目。積み込んだスパコンは将来の火星探査への採用を視野に、米航空宇宙局(NASA)が1年間にわたり耐久性を確かめる。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGT15H0R_V10C17A8EAF000/