生命保険協会は13日、今年3月末時点の個人年金保険の保有契約高が前年同月比4%増の107兆8727億円で、過去最高を更新したと発表した。
前年同月比プラスになるのは2年ぶり。マイナス金利政策導入に伴う運用難で各社が「一時払い終身保険」の販売を停止した影響を受け、代替商品として個人年金保険に人気が集中した。

 個人年金保険の新契約高も同33%増の11兆644億円と大きく伸びた。
ただ、1993年の販売ピーク時に比べると「6割程度の水準にとどまる」(生保協)。
個人保険全体では、保有契約高が0.5%増の862兆9052億円とほぼ横ばい、新契約高は1.2%減の68兆4789億円で、前年実績を下回った。

 統計はかんぽ生命保険を含めた生保協加盟41社の合計値。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDC13H3L_T10C17A6EE9000/?n_cid=TPRN0003