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世界最大の鉱山会社BHPビリトンは、戦略シフトの一環として、鉄鉱石や石炭を運搬する巨大な自律航行貨物船の導入を検討しており、世界の海運業界を揺るがす可能性がある。

  貨物担当バイスプレジデントのラシュパル・バッティ氏はウェブサイトの資料で、「BHPの積み荷を運搬し、BHPの燃料で動く、安全かつ効率の良い自律航行船こそが、われわれが描くばら積み船海運の将来の姿だ」と説明。

ばら積み船海運業界の技術的変化への対応で協力できるパートナーを探していることを明らかにした。

  バッティ氏によると、BHPとして新技術を10年以内に実用化したい考え。
大手鉱山会社にとって、無人船への移行は、より少ないスタッフで複数車両のモニターや遠隔操作を可能にする自動運転トラック・列車へのシフトと軌を一つにする動きであり、海運鉄鉱石市場において新たな節減につながる可能性がある。


  一方、ロールス・ロイス・ホールディングスの企画案によれば、2035年までに無人船の国際水域での航行が可能になる見通しだ。
ロールス・ロイスの船舶部門によると、同社は試作品の開発を進めており、20年にも遠隔操作船の試験運転を行うことを目指している。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-06-08/OR7OQB6JIJUO01