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藤井涼 (編集部)2017年06月09日 17時00分

 文部科学省は、2020年から小学校でのプログラミング教育を必修化する方向で準備を進めている。これにともない、水泳や書道などの習い事と同じように、子どもをプログラミング教室に通わせる親が増えており、必然的にプログラミングスクールも増加傾向にある。そんな新規参入が相次ぐプログラミングスクールの先駆けともいえるサービスが「Life is Tech!」だ。
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ライフイズテック代表取締役CEOの水野雄介氏
 Life is Tech!は、中学生、高校生を対象にしたプログラミング教育サービス。基礎を学ぶといった初歩的な内容ではなく、実際にエンジニアが使用しているプログラミング言語を使い、自らアプリやサービスを開発することで、「子どもたちがプロと同じ土俵に立てるようにすることをコンセプトにしている」と、ライフイズテック代表取締役CEOの水野雄介氏は話す。

 同社が手がける事業は大きく、(1)短期集中のプログラミングキャンプ、(2)教室に通って学ぶプログラミングスクール、(3)オンラインで学べるプログラミング学習サービスの3つだ。

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プログラミングキャンプ
 プログラミングキャンプでは、夏休みなどに全国の大学のキャンパスで、数日間かけてプログラミングを学べる。2017年のサマーキャンプは、東京大学や関西大学、名古屋大学、北海道大学など15大学で開催される予定で、参加者はiPhone/Androidアプリプログラミングや、映像制作、デジタルミュージックなど17種類のコースの中から好みのコースを選べる。

 中には、LINEスタンプクリエイターや、Unityゲームプログラミング、Maya 3DCG、IoT入門 with MESHといったコースまである。生徒に人気のコースは、iPhoneアプリプログラミングや映像制作、Unityゲームプログラミングなどだという。

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「Maya 3DCGコース」ではAutodesk Mayaで3Dモデリングを学べる
 料金は、通いプランの3日間コースが3万9900円からで、4日間、5日間、8日間のコースも選べる。泊まり込みで学べる宿泊プランも用意されており、こちらは3日間コースが7万4900円からで、4日間、5日間、8日間のコースもある。宿泊プランでは、プログラミングに限らず、「人狼・ボードゲームナイト」「ミニ映画祭」「開発自習タイム」など、さまざまなアクティビティが楽しめるという。

 水野氏によれば、2011年から開始したプログラミングキャンプには、累計で2万1000人の中高生が参加したという。これは全世界でみても第2位の規模になるとのこと。2016年のサマーキャンプには3500人の学生が参加し、このうちの47%が過去に参加したリピート学生だったそうだ。同年のクリスマスシーズンに開催したキャンプでは1週間で700人が参加し、なんと90%がリピーターというから驚きだ。2017年のサマーキャンプでは4000人以上の参加を見込んでいるという。同社はシンガポール、オーストラリアなど海外でも積極的にキャンプを開催しており、今夏には英国のオックスフォード大学でも開催する予定。

https://youtu.be/2bRH7CLLbgw

 参加する中高生にプログラミングを教えるのが、同社が抱える大学生のメンターたちだ。

(中略)

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プログラミングスクール

(中略)

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(続きはソースで)