2019年ラグビー・ワールドカップ(W杯)の日本開催を記念した特別仕様のナンバープレートを軽自動車に取り付ける人が爆発的に増えている。軽自動車にも「黄色ナンバー」ではなく、自家用の普通車と同じ「白ナンバー」を着けられるのが人気の理由。4月末までに申し込みがあった3万4134件のうち、78%が軽自動車向けだった。

 W杯ナンバーは、4月3日に交付を始めた国内初の図柄入り自動車用プレート。右肩に大会ロゴマークがあしらわれている。交付料金は地域により異なり、東京地区は7000円。1000円以上の寄付をすれば左側にラグビーボールの図柄も入る。寄付金は大会時の観客輸送に充てる方針だ。

 軽自動車の黄色ナンバーをめぐっては「格好良くない」「車体の色と合わない」などの声も上がる中、使用中の車でも番号を変えずに白ナンバーに交換できるという手軽さも受けているようだ。予想を上回る人気ぶりに、国土交通省幹部は歓迎しつつ、「本来の目的は、着けてW杯を応援してもらうことなので…」と複雑な表情を浮かべている。 

[時事通信社]

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