日本経済新聞社が発行する「日本経済新聞 電子版」の登録会員数(有料会員と無料登録会員の総数)が350万人を超えた。このうち有料会員数は約54万人に上る。使いやすさを向上させたことで20代を中心に若い読者層を開拓している。

日経電子版の会員はパソコンやスマートフォン、タブレットで最新ニュースを読める。朝夕刊の記事に加え、限定のコラムや独自の分析を加えた速報など1日約900本の記事が配信される。有料会員はすべての記事とサービスが利用できる。無料登録会員は有料会員限定の記事を月10本まで読める。

 使いやすさを追求したサービスの拡充も進めている。2017年1月、登録した企業・業界の記事を一覧できる機能を追加した。日経電子版で使える「日経会社情報デジタル」のサービスも開始。全上場企業と非上場の有力企業の計4200社・67業界のニュースや業績・財務データを手軽に調べられる。

 人工知能(AI)で約3600社の上場企業の決算の要点を自動で作成、配信する「決算サマリー」も導入した。

 さらに3月、日経電子版を企業でより活用してもらうため「日経電子版Pro」のサービスも始めた。
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO15972850R00C17A5TJ1000/