http://buzzap.jp/news/20170222-final-return-mynumber/

今年から必要だといわれていたマイナンバーですが、なくても確定申告できます。詳細は以下から。

大ブーイングの中始められ、既にオワコン扱いされているマイナンバー。ですが海外送金など
「なくてはできない」事もあり、泣く泣くカードを取得している人もいると思われます。
そんな中でも今年度から確定申告にはマイナンバーが必要になると喧伝されており、やむを得ないと諦めた自営業者やフリーランスも多いのではないでしょうか?

しかし実際には確定申告にマイナンバーは必要ありません。ツイッター上で「マイナンバー 確定申告」と検索すると
マイナンバー無しで確定申告ができたというツイートが並んでいます。

どうやらマイナンバーなしでも確定申告が可能なようなので、筆者も実際にマイナンバーなしでの確定申告を試みてみました。
入口にはこんなポスターがマイナンバーの必要性を訴えていますが…?

と、もったいぶった前振りをしてみたものの、結果的には税務署の係員の誰からも一度もマイナンバーの
「マ」の字も聞かないままに確定申告は終了。あっけないほどにマイナンバーは必要ありませんでした。

これはいったいどういうことなのでしょうか?国税庁の公式サイトの「社会保障・税番号制度
<マイナンバー>FAQ」の中の「番号制度概要に関するFAQ」には以下のような記載があります。



つまり、マイナンバーがなくても確定申告書は受理され、罰則規定もありません。「書いてください、それは義務です」
とされながらも、書かなくてもつつがなく確定申告書は受理され、なんら罰を受けることもないということを国税庁が保証しているのです。

なお、後日税務署から連絡が来る可能性があるとのことですが、2016年1月1日から開始されたマイナンバー個人番号カード
の発行枚数は同年内だけで982万枚と、国内人口の8%程度に留まっています。もし税務署がマイナンバー記載漏れの
確定申告書を出した人全員に連絡することになると、いったいどれほどの人手と手間が費やされることになるのか考えるだけでも気の毒なレベルですし
、そのコストは私たちの税金から捻出されるので笑い事ではありません。


なお、e-taxを利用して確定申告を行う場合にはマイナンバーが必須となる模様。なしで済ませたいのであれば、
ちょっと面倒ですが最寄りの税務署まで足を運ぶ必要があります。