飲食店倒産件数全国ワーストの大阪 リサイクル業者が大忙し?
新型コロナウイルスの影響で苦境が続く飲食業界。
業界の盛衰を見つめてきたある業者を取材しました。

大阪心斎橋の商業施設。
午前10時、新型コロナの影響で閉店した中華料理店から流し台や冷蔵庫などが運び出されます。厨房機器がトラック3台に隙間なく山積みにされていきます。

【記者】「荷物まだ積める?」
【作業員】「積みがまだあまい」

閉店した飲食店の厨房機器を買い取り、中古で販売する業者です。

【作業員】「閉店する店が増えて仕事が増えている」

引き取った厨房機器はその日に点検と掃除を行い,早ければ2日で店舗に並びます。
買取価格に何割かを上乗せした価格で販売します。常時およそ2000点の商品が並ぶ店ではある変化が…

【リサイクルポート 笠松浩幸さん】
「弁当を急速で冷凍する機械です。菌を発生させないように。弁当を始める店が増えました。安くても(中古で)20〜30万円します」

店によると最近、新型コロナの感染者数の落ち着きから新たに店舗を始める人が少しずつ増えていると言います。しかし…
【笠松さん】
「内装は(予算を)かけたとしても厨房機器は(予算を)おさえる傾向にあります。」

新型コロナウイルスの影響で深刻なダメージを受ける飲食店。
きょう発表されたデータによると今年8月までの飲食店の倒産件数は583件。
その中でも大阪は全国ワーストの108件。
このさきはどうなるのか?リサイクル業界で12年という社長の見通しは。

【リサイクルポート 細田昌彦社長】
「閉める店は繁華街が多いです。20〜30坪の店。まだ新型コロナウイルスが収まるとは考えていないので来年春までは難しいのではないかと思います」
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/bike/1595550207/l50