「孫正義氏はアリババへの投資で運を使い切った」中国メディアが分析するソフトバンク低迷の要因
2020年07月02日 16時00分 公開
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2007/02/news044.html
アリババへの投資はソフトバンクに数千倍の利益をもたらし、両社の成長源となった。
一方で中国メディアや記者は、20年に至っても孫氏の投資の中でアリババが最大の成功案件であることを鋭く指摘している。
中国EC業界メディア「電商報」は「孫正義氏はヤフーの2匹目のドジョウを狙って、アリババを引き当て、ヤフー以上の成功を収めた。
孫正義氏が各業界のユニコーン企業に投資するのは、その成功体験が基礎になっている」と分析する一方、
「アリババの成功体験のコピーは、いまだできていない。アリババへの投資で運を使い果たしたというのが、本当のところではないか」と皮肉った。
孫氏は株主総会で自身の進退を問われ、「あと7〜8年は元気に続ける」と答えた。
それまでに「次のアリババ」を掘り当て、育てられるのか。アリババが大きくなりすぎたからこそ、中国では懐疑的な声の方が多い。

ソフトバンクG、アリババ株活用で2400億円の追加資金を調達
2020年7月17日 19:04 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-07-17/QDLUF2T0AFBE01
ソフトバンクグループは出資先のアリババ・グループ・ホールディング株を活用し、新たに22億ドル(約2400億円)を調達した。5月にもアリババ株を使った115億ドルの調達を発表していた。
追加の調達については6月25日に開示された有価証券報告書に記載され、同社広報部が事実関係を確認した。
売り買いを組み合わせ、損益を一定範囲に抑えるカラー契約、コールスプレッドと呼ばれるデリバティブ取引が使われ、決済は2024年5月から6月に行われる。
孫正義社長は6月25日の株主総会で、自社株買いと負債の返済を目的とする4兆5000億円の資産売却プログラムのうち、アリババ株やTモバイルUS株の現金化により目標の8割を達成したと述べていた。

ソフトバンクG、アリババ株使い1.2兆円調達−創業来最大の赤字
2020年5月18日 15:16 JST 更新日時 2020年5月18日 16:17 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-05-18/QA8YW5T0G1M601
前期ファンド事業は1兆9313億円の赤字、投資先公正価値が減少
新型コロナ、収束遅れれば今期も投資事業の不透明感拭えない可能性
ソフトバンクグループは18日、保有する中国アリババ・グループ・ホールディング株を利用した金融機関との先渡し売買契約で、115億ドル(約1兆2300億円)を調達することを決算短信の中で明らかにした。

ソフトバンクG孫社長、アリババ取締役を退任−株式保有は継続
6/25(木) 10:45配信Bloomberg
https://news.yahoo.co.jp/articles/5691e628c96cc28cb6af7bac6efaddae718eb1f7
ソフトバンクGは2000年にアリババに出資し、約15兆円相当のアリババ株25%を保有している。
直近の保有株式価値は30兆円まで回復した。3月末時点は28兆円だった。
新型コロナウイルスの影響で一時半減した自社の株価については、「市場はやや過剰反応したのではないかと思っている」と述べた。