アメリカ サウジアラビア向けTHAAD用レーダー発注
7/27(月) 16:30配信
https://article.yahoo.co.jp/detail/7fc59ac8ea7c4ea0f5e868629d36e8f914e74158

レイセオンは2020年7月26日(現地時間)、アメリカミサイル防衛局から7基のAN/TPY-2レーダーを総額23億ドル(約2430億円)で受注したと発表しました。
AN/TPY-2は弾道ミサイル迎撃システムTHAADのレーダーとしても知られ、今回の契約はサウジアラビア向けの有償軍事供与の一部となっています。

特徴は2つのモードで動作できること。前方配置モードでは弾道ミサイルの発射時点から捕捉・追跡が可能で、
THAADミサイルランチャーと連携したターミナルモードでは、THAADミサイルを目標まで誘導します。
複数のレーダーをモードを変えて配置することで、きめ細かな弾道ミサイル防衛網が構築できます。

SLAM-ER巡航ミサイル650発に続き、最新鋭のレーダーをサウジアラビアに売却する決定を下したことは、この地域におけるアメリカのプレゼンスをより明確にする意図もありそうです。