一度も開かれず「形骸化」  党首討論、復権の道筋は 政治部・斉藤太郎 2020年6月26日 18時08分

 党首討論を忘れていませんか――。
17日に閉じた通常国会を振り返り、疑問がわいた。結局、150日間で一度も開かれなかった。
野党議員に尋ねたら、「そういえばそうだな。もう形骸化している」と返ってきた。

 党首討論は国会で首相と野党党首が論争する場。2000年に正式導入された。
政権交代の機運が高まったころは、数々の名場面が生まれた。
12年には民主党の野田佳彦首相が、野党・自民党の安倍晋三総裁に対し、
「(衆院)解散をしてもいい」と議員定数削減を迫った。実際、直後に解散した。

 最近は多くても年2回ほど。(以降登録記事)

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