新型コロナ回復者の陽性診断、再感染ではない WHO
2020年5月7日 12:40 発信地:ジュネーブ/スイス [ スイス ヨーロッパ 韓国 韓国・北朝鮮 ]

【5月7日 AFP】世界保健機関(WHO)は6日、
新型コロナウイルスの患者が回復後に再び陽性と診断されるケースについて、
再感染ではなく、まだ死滅した胚細胞の排出が続いているのだとAFPに明らかにした。

 韓国の保健当局は4月、こうした例が100件超あったと報告。回復者の再感染が懸念されていた。

 WHOの報道官は、この韓国の例に言及することなく、
「患者が臨床的回復後に陽性と診断された例を複数把握している」
「最新のデータに基づき現在分かっていることから言えるのは、
回復期の患者は一時的に、肺から残存物質を排出しているらしいということだ」と説明した。

 研究によると、新型コロナウイルスに感染した人は、
感染または発症から約1週間後に抗体を作り始めるという。

 しかし、専門家らによると、新型ウイルスによる新たな攻撃を防ぐのに
十分な免疫を体系的に構築するのかどうかや、
構築した場合の免疫持続期間については、現段階では明らかになっていない。

 WHO報道官は、「免疫持続期間についてより深く理解するには、
回復者から体系的に検体を収集する必要がある」と述べた。(c)AFP

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