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米山・新潟知事、進退問題「数日で整理」
2018/4/17 13:15

新潟県の米山隆一知事は17日午後、県庁で記者会見し、自身の進退について「数日整理
する時間がほしい」と述べた。週刊誌で女性問題が報じられることを受け、去就が注目
されていた。女性問題に関しては「責められるべき余地がある」と話した。

東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働に慎重な姿勢だった米山知事の進退次第では、
同原発の再稼働を巡る今後の情勢が変わる可能性がある。

米山知事によると「週刊文春」が女性問題を報じる予定だといい、辞職を含めて検討し
ていた。
新潟県の柏崎刈羽原発は原子力規制委員会が2017年12月、同原発6、7号機について再
稼働の前提となる安全審査で合格を決定。新潟県と柏崎市、刈羽村の地元自治体による
再稼働への同意が焦点となっている。

米山知事は16年10月、泉田裕彦・前知事の任期満了にともなう知事選で社民党や共産党
などからの推薦を得て初当選した。
公選法の規定では、県選挙管理委員会が辞職の通知を受けてから50日以内に知事選とな
る。米山知事が辞職を表明すれば、自民党や民進党など各党で知事選の候補者擁立に向
けた動きが本格化する可能性がある。