https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29465770X10C18A4000000/
ネットフリックス63%増益 1〜3月、コンテンツ充実で
2018/4/17 8:12
 
【シリコンバレー=藤田満美子】動画配信大手の米ネットフリックスが16日に発表した
2018年1〜3月期決算は、売上高が前年同期比40%増の37億ドル(約3960億円)、純利
益は63%増の2億9000万ドルだった。独自コンテンツを充実させる戦略が奏功して動画
配信サービスの利用者が順調に伸び、収益を押し上げた。

1〜3月期中はサービス加入者数が741万人増と、同社の事前予測(635万人)を大きく
上回った。内訳は米国内が196万人増、海外が546万人増だった。市場開拓に注力してき
た海外だけでなく、停滞気味だった米国市場でも成長力を取り戻している。3月末時点
の全世界の総加入者数は1億2500万人に達した。4〜6月期には米国が120万人、海外が
500万人と合わせて620万人の加入者増を見込んでいる。

ネットフリックスは独自コンテンツ拡充のため制作に振り向ける投資額を増やしている。
ドラマから独自コンテンツ作りを始めた同社だが、昨年はリアリティー番組を制作・配
信するなど番組ジャンルの幅を広げ続けている。また、進出先の地域に向けてその地域
の言語で制作したコンテンツ数も増やす。17年に60億ドルだったコンテンツ制作費は18
年には75〜80億ドルにまで拡大する見込みだ。

1株利益は0.64ドル(前年同期は0.40ドル)。利用者数の成長率が市場の事前予測を大
幅に上回ったことを好感してネットフリックス株は急伸した。16日の米株式市場の時間
外取引で株価は一時、同日終値と比べて6%超値上がりした。

*従来型のTV放送は、もはや一部老人たちの子守唄でしか無く・・・