検査不正発覚 SUBARU次期社長 信頼回復に努める
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180620/k10011487641000.html?utm_int=news-business_contents_list-items_008

2018年6月20日 15時20分
車の燃費などの検査で新たな不正が発覚したSUBARUの中村知美次期社長は20日、報道陣の取材に応じ、徹底した調査
を行って信頼回復に努めていく考えを強調しました。
SUBARUは、車の燃費と排ガスの検査で、国が定めた基準に沿わない測定をしていたことが、今月、国の指摘で新たにわか
り、不正の件数が1800件余りに拡大しています。
このため、SUBARUは、外部の専門家が不正の再調査を始めるとともに、一連の問題の責任を取って吉永泰之社長が社長
とCEO=最高経営責任者を退任することになっています。
そのあとを受けて、今月、新しい社長に就任する中村専務が、20日に開かれた新型車の発表会で報道陣の取材に応じ、「不
正を二度と起こさないよう徹底した調査を行っていく。会社として信頼回復に努め、組織の風土改革を足元の課題として取り組
んでいく」と述べました。

SUBARUは、再調査の結果を国に報告する方針ですが、誰が不正を指示していたかや、現場のチェック体制がなぜ機能して
いなかったのかなど、不正問題が起こった原因や背景を具体的に明らかにすることがまずは求められています。