中国の弁護士、拷問を語る 習体制の「法との戦い」で
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-41773041

謝燕益(シェ・ヤンイー)弁護士は繰り返し当局から身体を痛めつけられたが、何より耐えがたかったのは肉体的な苦痛ではなかった。

午前6時から午後10時まで低い椅子にしゃがみ込む、負荷のかかる姿勢をとらされた。


このような体勢を15日間続けると、足の感覚がなくなり、排尿もしづらくなったと謝さんは話す。

食べ物を与えられず、「十数時間も」厳しい拷問を受けた時もあったという。

謝さんは殴られた。

寝ている間にも監視された。看守たちは、一晩中同じ姿勢で寝るよう謝さんに命令した。

しかしこうした身体的苦痛よりも何より耐え難かったのは、独房に入れられたことだという。

「小さな部屋に1人閉じ込められ、半年間、太陽の光を見なかった。読むものも、することもなく、ただあの低い椅子に座っていた」

「普通の人は、あの状況にいればおかしくなる。世界から隔離されていた。あれは拷問だ。隔離されるのは殴られるよりも痛みが大きい」

真偽を確認するのは不可能だが、謝弁護士の話は、他の被害者の話と一致している。いずれも、習近平国家主席が就任して最初の5年間で始めた、いわゆる「法との戦い」の被害者だ。

ただし謝弁護士の場合、直接本人から話を聞いているというのが、珍しい。

(以下記事参照)