対立を引き起こした英国と日本

 「イギリスの支配は途中、3年半ほど日本に邪魔されます。日本が1942年−1945年ビルマ全土を軍事的占領したからです。
(中略)問題なのは、日本とイギリスがそれぞれに宗教別に地元の人々から構成される軍を作り、戦わせたということです。
(中略)両者の軍事的対立は帝国主義イギリスを倒すとか、ファシスト日本を倒すという大目的ではなく、
イスラム教対仏教徒の血で血を洗う民族紛争、宗教紛争と化していきました。
そして、両者の間に取り返しのつかないトラウマがこの時生じるわけです」(「『ロヒンギャー問題』の歴史的背景」根本 敬・上智大学)。
 仏教徒であるラカイン人とその地域に住むムスリムたちの確執は、実は英国と日本とによって作り出されていたのだ

https://www.hurights.or.jp/archives/newsletter/sectiion3/2010/03/post-96.html