JA横浜、田奈合併へ 「横浜はひとつ」実現 15年4月効率化狙い

横浜農業協同組合(JA横浜)と田奈農業協同組合(JA田奈)
が2015年4月1日、合併する。「横浜はひとつ、JAもひと
つ」を合言葉に、両者は合併に向けた協議を続けてきた。19日
には横浜市内のホテルで合併契約調印式を開催。関係者約120
人が出席し“新生JA横浜”の門出を祝った。
 JA横浜は2003年、市内の五つの農協が合併して誕生した
。以来、同市ではJA横浜とJA田奈の二つの農協が、独自に活
動を展開してきた。
 合併にあたっては、「県下7JA構想」を掲げる県農業協同組
合中央会(JA県中央会)からの指導を受け、検討に着手。13
年7月には「横浜地区JA合併推進協議会」を設置し、本格的な
協議を行ってきた。
 合併は事業の効率化などが狙い。「横浜農業協同組合」の名称
を引き継ぎ、組合員数は6万2千人超となる。JA横浜は、貸出
金残高や貯金残高で全国トップクラスを誇るが、田奈が加わるこ
とで、その基盤は一層、強固なものとなる。田奈の職員らは希望
があれば、引き続き雇用するという。
 この日の式典では、JA県中央会の高桑光雄会長の立ち会いの
下、石川久義・JA横浜代表理事組合長と井上英雄・JA田奈代
表理事組合長が、合併契約書に調印。がっちりと握手を交わした

 石川氏は「合併は、JAの将来にとって非常に大きな意義が
あると確信している。未来に向け、組合員のため、地域のため、
誠心誠意取り組んでいく」とあいさつ。高桑会長は「道のりは
決して平たんではなかったと思う」として、合併に尽力した関係
者、組合員に対し敬意を表した。このほか、横浜市の鈴木伸哉
副市長らが祝辞を述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141119-00112403-kana-l14