女子生徒いじめ自殺 中学生数人を児童相談所に通告 青森
12月20日 17時59分

青森市の中学2年生だった女子生徒がことし8月、いじめを苦に自殺したと見られる問題で、
警察は、携帯電話の通話アプリなどで女子生徒を中傷する書き込みをしたとして、20日、
数人の中学生を児童相談所に通告しました。

青森市の中学2年生、葛西りまさん(13)は、ことし8月、列車にはねられて死亡し、
携帯電話にいじめの被害を訴えるメモが残されていたことからいじめを苦に自殺したと見られています。

警察が調べたところ、数人の中学生が携帯電話の通話アプリ「LINE」などで、
「きもい」「死ね」などと葛西さんを中傷する内容の書き込みをした疑いがあることが
捜査関係者などへの取材でわかり、警察は20日、児童相談所に通告しました。

葛西さんは、亡くなる直前に撮影された祭りで踊る写真がコンテストで最高賞に選ばれましたが、
主催者側が取り消し、その後、抗議の声が広がったことから賞の取り消しが撤回されました。

父親の葛西剛さんは「いじめをなくしたいという、りまの思いに少し近づくことができたよと報告しました。
これですべてが決着したとは思っていませんが、今回の通告がいじめをなくすための抑止力になってほしい」
と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161220/k10010813991000.html