「体育の時間が地獄でした」詩織さん(仮)は言う。
加害者少年達は、詩織さんに、アダルトショップで買った小さな体操服を着て体育に出るように命令していたという。
命令に従わないとひどい仕打ちを受けるため詩織さんは従うしかなかった。
「恥ずかしい姿を見られるのも嫌でしたが、何よりもA達にいじめられているのを、好奇の目で見るだけで誰も助けてくれなかったのが辛かったです」
普段ほとんど授業をサボっている加害者達は詩織さんを揶揄いに体育の授業だけは出席していた。
そこで、詩織さんは、加害者達にヤリ◯ン。露出狂。口ま◯こ。と罵りられ、お尻を叩かれたり、ボールをぶつけられていたという。
時には、詩織さんのお尻がボールみたいだからシュート練習をさせろと言われ、何十分もお尻を蹴られ続ける激しい暴力も受けていた。
「暴力はまだ我慢できたのですが、みんなに裸を見られたのが本当に辛くて、死にたくなりました」
授業中にも加害者達に身体を触られ、服を脱がされることもあったと詩織さんは言う。
あまりの屈辱に詩織さんが涙を浮かべると、加害者達は大笑いして喜んだという。