埼玉県北本市の市立中学校に通っていた長女が自殺したのは学校でのいじめが原因として、
会社員中井紳二さん(62)夫婦が市と国に計約7600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、
東京地裁は7月9日、請求を棄却した。両親は控訴の方針。

舘内比佐志裁判長は、同級生から「きもい」と言われたり、げた箱から靴を落とされたりしたことは認定したが、
「一方的、継続的ではなく、自殺の原因になるようないじめがあったとは認められない」と判断した。