2022/12/18
なぜ大増税するのに「パチンコ税」の検討すらしないのか。市場規模はコンビニの2倍、政府もマスコミもギャンブル依存ほか危険性を無視するワケ=鈴木傾城
https://www.mag2.com/p/money/1263957
日本人に仕掛けられている大きな「ワナ」

パチンコ産業の問題は、ユーザーがパチンコ依存症になって人生が破滅するまで金を貢ぐことを前提に事業が成り立っていることだ。こんな産業が放置されていることに危機感を覚えない日本人はどうかしている。

パチンコは、日本人に仕掛けられている大きな「ワナ」である。自分がワナに落ちなくても、自分の大切な家族や、恋人や、友人や、同僚が、そこに落ちて地獄を見ることになるかもしれない。

日本政府は長らくこのような害悪をもたらす業界を放置し続けている。パチンコ業界はその巨大な資金力を豊富に使って与野党構わず多くの議員を取り込み、警察をも抱き込んでいるからだ。

もし政府が何らかのしがらみがあってパチンコ業界を一気に叩きつぶすことができないというのであれば、タバコやアルコールに何重もの税金をかけているのと同じように、パチンコ業界にも何重もの税金をかけて締め上げていけばいいのではないか。

パチンコ税を業界に科し、貸玉料金も消費税だけでなく利用税等を科し、EGM(ギャンブル用電子的ゲーム機械)1台ごとにも使用税等を科す。

さらにパチンコの換金の際に一球いくらかで税金を支払わせるとか、儲けにつき20%の税金を取るなどのアイデアもあるはずだ。(株式投資で得た利益等には、20.315%の税金が課されている)

それを地方の財源にして、たばこ税を引き上げるようにパチンコ関連税も引き上げていけばパチンコ業界を締め上げるのと地方の財源を確保するのと2つのメリットが得られる。

実際、パチンコの換金の時に税金を支払わせて地方税の財源にすることを訴えている市議会議員もいる。

岸田首相は、ここにきて道路を利用したら道路利用税とか、自動車の走行距離税を検討とか、車検の手数料は続々と値上げとか、国民年金の財源を厚生年金の財源で穴埋め検討とか、たばこ税をまた引き上げる(2024年)とか、増税に狂ったようになっている。

そんなに増税したいのであれば、今すぐパチンコ業界から徹底的に絞り取るべきなのである。