人と対面した時、うなずくだけで好感度のポイントが最大40%もアップすることを実験で確認したと、
北海道大の河原純一郎准教授(認知心理学)らの研究グループが英学術誌に発表した。
マナー教育や人型ロボットの製作などに役立つ成果という。

グループは、アジア系の若い女性をイメージした
48人分の顔のCG(コンピューターグラフィックス)を作成。
それぞれ、うなずき▽横の首振り▽静止−−の3パターンを作った。
音声や顔の表情は付けなかった。

これを18歳以上の男女33人に見せ、
魅力▽好ましさ▽近づきやすさ−−を100段階で評価してもらった。

その結果、首振りと静止に対するうなずきのポイントが、
「好ましさ」で約30%、「近づきやすさ」は約40%高かった。
「魅力」の差は小さかった。

また、別の18歳以上の男女16人に、
見た目の良さ▽性格の良さ−−の印象を同様に評価してもらったところ、
うなずいた場合に、性格の良さが他より約25%高かった。
見た目の良さはほとんど違いがなかった。

河原准教授は
「人は動作も含めて人の印象を判断している。
 うなずくことは良い評価に結びつきやすいので、普段の生活でも積極的に行ってほしい」と話す。
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以下ソース:毎日新聞 2017年10月13日 10時42分(最終更新 10月13日 11時12分)
http://mainichi.jp/articles/20171013/k00/00e/040/165000c