国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界ジオパークに認定されている
熊本県・阿蘇地域の立野峡谷(南阿蘇村)で、阿蘇山の溶岩が固まってできた「柱状節理」が、
熊本地震に伴う国の復旧工事で掘削されていたことが分かった。

柱状節理は、溶岩が冷えて固まる際にできる角材状の割れ目。
立野峡谷では川岸に大規模に露出しており、
阿蘇地域にある33か所のジオサイト(見どころ)の一つとなっている。

国土交通省熊本復興事務所によると、
熊本地震で崩落した阿蘇大橋の架け替え工事で、工事用道路や橋脚を建てる場所を確保するため、
昨年11月から、重機を使って柱状節理を含む川岸幅約100メートル、高さ約70メートルを掘削したという。

写真:掘削される前の立野峡谷の柱状節理
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20170914/20170914-OYT1I50035-L.jpg
写真:掘削が進む柱状節理
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20170914/20170914-OYT1I50036-L.jpg

以下ソース:YOMIURI ONLINE 2017年09月14日 18時27分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170914-OYT1T50099.html