東芝は10日、確定作業が大幅に遅れていた2017年3月期の有価証券報告書(有報)を金融庁に提出するとともに、17年3月期の連結決算を約3か月遅れで正式に発表した。

最終利益は米原子力事業の巨額損失により9656億円の赤字で、国内製造業で過去最大規模となる。

東芝と監査法人のPwCあらたは、米原子力事業での巨額損失を把握した時期を巡って意見が対立し、正式な決算の発表が遅れていた。
PwCあらたは有報に付ける監査報告書で、米原子力事業の損失評価を除き、決算は「重要な点において適正に表示しているものと認める」として「限定付き適正」を表明した。

https://news.nifty.com/article/economy/stock/12213-20170810-50052/
2017年08月10日 13時39分 読売新聞