トランプ米大統領は16日の記者会見で、イスラム過激派組織「イスラム国」のテロ計画に関する機密情報をロシアのラブロフ外相との会談で漏らしたとされる疑惑について、「外相との会談は非常にうまくいった。テロと戦うためにできる限り多くの助けがほしい」と述べ、ロシア側との情報共有には問題がないとの認識を示した。

 マクマスター米大統領補佐官(国家安全保障担当)も記者会見で、「大統領が外相と話した内容は全面的に適切だ」と主張した。

 これに関連し、米紙ニューヨーク・タイムズなどは16日、トランプ氏が漏らしたとされる機密情報はイスラエルが入手したものだったと伝えた。

 同紙は「ロシアを通じ、イスラエルが脅威とみなすイランに情報がわたった恐れがある」と指摘した。イスラエル側は同紙に対し、事実関係を否定している。

読売新聞 5/17(水) 14:19配信
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