神奈川・鎌倉市の江ノ島電鉄が、連休で電車が観光客などで混雑する際にも、沿線住民が優先的に駅構内に入れるよう、社会実験を行った。
江ノ島電鉄は、ゴールデンウイークなどの際は、観光客の増加で沿線住民が利用しづらくなる。
このため鎌倉市は、長谷駅から腰越駅の間に在住・在学などしていて、事前に発行された証明書を提示した人を対象に、鎌倉駅の構外にまで乗車の列ができた場合は、駅構内の列の最後尾に並ぶことができる実験を行った。
担当者は「ゴールデンウイークの時期になると、江ノ電の利用を控えたり、時間帯をずらして電車に乗らなければいけないというような声は以前からある状況です」と話した。
鎌倉市によると、1,200人から証明書の申請があり、今回の実験を踏まえ、今後の対応を検討するという。

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