【通報】障害児者施設虐待情報共有スレッド【告発】 [転載禁止]©2ch.net
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障害者虐待防止法の効果?と、勇気ある内部告発者のおかげで、
やっと世間に明るみになり始めた障害児者施設での虐待ですが、
通所よりも入所は発覚し辛い状況です。事件が報道される度に
新しいスレッドを立てるより統合スレッドとしてここを利用し、
虐待事件の経過や、疑わしい施設についての情報を共有しさらに
内部告発を考える人の後押しとなればありがたいです。
最終的には、障害サービスを利用する当事者を守ることが目的です。 厚生労働省は23日に社会保障審議会・障害者部会を開催し、障害者に対する虐待の状況を明らかにする調査の最新の結果(2021年度調査)を報告した。【Joint編集部】 「国全体として強く取り組むべきもの。こうした状況を看過しておくことは絶対にあってはならない。早急な対応を求めたい」。委員からはこんな問題提起が相次いだ。 今回報告された調査結果は、今年3月に公表されていたもの。それによると、2021年度の障害福祉サービスの職員による虐待についての相談・通報は3208件にのぼった。前年度より343件増加し、過去最多となっている。 このうち、虐待の事実が認められたのは699件。5年前(401件)の約1.7倍に増え、こちらも最多を更新している。 こうした結果について障害者部会の委員からは、
「虐待防止の意識が高まったから件数が増えた、という認識はそろそろ卒業してほしい」
「しっかりした要因分析をすべきではないか」
「件数が減っていくように取り組む時期だと思う。もっと効果的な施策を検討してほしい」
など、厚労省への注文が続出した。厚労省の担当者はこれを受け、「引き続き虐待防止の意識啓発に努めるとともに、虐待の未然防止や早期発見に向けた取り組みに力を入れる」と応じた。 平原弘子よ!平原誠よ!姶良病院の花田知枝がネット上で虐待の事実を暴かれた結果、自殺して死亡した事実を知っているか? >>855
効果的な施策を検討するのはこの委員たちではないのか?
自分の仕事をなんだと思ってるんだ?
こんなやつらはとっととクビにしろ! >>855
厚労省は厚労省でやれるのは啓発だけ
啓発すれば仕事は終わりだと思ってる
こいつらがやってるのもネグレクト
こいつらもクビにしろ 身体拘束「なぜ心が痛むの?」「地域で見守る?あんた、できんの?」精神科病院協会・山崎学会長に直撃したら…
2023年7月7日 16時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/261541 世界で最も身体拘束が行われている日本の精神科病院。厚生労働省では現在、拘束要件の見直しが不透明なまま進むが、精神科病院を束ねるドン・日本精神科病院協会(日精協)の山崎学会長(82)はどうとらえているのか。「こちら特報部」の単独インタビューに応じた山崎氏の言葉を詳報する。(木原育子) やまざき・まなぶ 2010年から日本精神科病院協会会長。22年5月の厚労省の私的検討会に突如、参考人として出席し、議論の風向きを変えるなど影響力が大きい。18年には協会の機関誌に「(患者への対応のため)精神科医にも拳銃を持たせてくれ」という部下の医師の発言を引用し、物議を醸した。安倍晋三元首相と親しかったことでも知られる。日本大医学部卒。 ◆一般医療での拘束の方がはるかに多い。そっちをなぜ騒がないの?
今月4日、日精協の会議室。山崎会長は予定より10分遅れて現れ、インタビューが始まった。
まずは身体的拘束。年間1万件超の拘束がある。
「基本的にね、精神保健福祉法に則った拘束なわけ。それについて何だかんだ言うのは変だと思うよ」
厚労省で拘束要件を見直す議論が進む。医師の裁量が増え、拘束件数が増える懸念を示す声がある。
「議論が進むのはいいが、現場としては、粛々と法律に沿った形で拘束する。当然じゃない?」
過去20年で拘束件数は2倍に増えた。
「増えた増えたって言うけれど、厚労省が発表しているのは数だけ。病名や性別、年齢も発表していないから、具体的にどういう疾患で拘束が増えたか何もわからないの」
年齢や性別、疾患はこの場合、関係ないのでは。
「関係なくないよ」
どんな疾患でも、拘束されたことに変わりはない。
「中身の分析がなければ数字に意味がないって言っているの。拘束の数だけ発表してるのって変。分析できないのに答えられない」
そうでしょうか。
「精神科病院より一般医療での拘束の方がはるかに多い。知らない? 厚労省の班研究で施設内拘束って6万件あるんだぜ。そっちの拘束をなんで騒がないの?」(軽く机をたたく) 「拘束しないで、患者さんが逆に自殺したとか、転倒骨折したとかの方が怖い。医師が適切に判断していることをね、診察もしたことがないきみが、あーだこーだって言うのって変だと思わない?」「こっちだってね、好きで拘束やってんじゃない。拘束したら、監査の時にカルテを全部ひっくり返して見られてね、しかも診療報酬全くついてないんだよ、あれ」
山崎氏は拘束する権限をもつ精神保健指定医だ。
「拘束? してますよ」
心は痛まないのか。
「はあ? 治療の一環で拘束しているわけで、それを全然現場を知らないきみが土足で入ってきて、心痛みませんかって何なの? 失礼だよ」
取材で心を痛める精神科医に多く出会ってきた。
「ぼくはそんなふうには考えない。適切に法律で決まっている。患者さんの安全を考えて拘束して、なぜ心が痛むの? しないことで、もっと変な結果が出る方がおっかないじゃないか」
当事者は拘束しないでほしいと強く望んでいる。
「できないね。拘束して治療のプログラムに乗せるのが今の法律上の建前だ」 なぜ日本だけこんなに拘束件数が多いのか。
「海外は入院させないからだ。デポ剤(持続性注射剤)打って帰しちゃう。入院が少ないから拘束数も少ないんだよ」
じゃあ日本も今後は病院ではなく、地域で見守る態勢に本腰を入れるべきだ。
「地域で見守る? 誰が見てんの? あんた、できんの? きれいごと言って、結局全部他人事なんだよ」 ◆長期入院→「僕は幸せだと思う」 国連廃止勧告→「余計なお世話」
確かに社会資源が少ない。
「障害年金たった年間70万円で、どうやって地域で生活させんの? できないよ。働けないんだぜ」
社会構造も変えないと。
「変わんねえよ! 医者になって60年、社会は何も変わんねえんだよ。みんな精神障害者に偏見もって、しょせんキチガイだって思ってんだよ、内心は」
山崎氏もそう思うのか?
「ぼくは親父の病院を継いで2代目だ。小さい時から、閉鎖病棟で患者さんに遊んでもらって育った。たまたま不幸で病気になっちゃった人って思っている」
精神科病院に入院し続けることは幸せなのか。
「そう思うよ、ぼくは。地域で、アパートで一人暮らししながら、明日のことも分からず生活するのと、病院の4人部屋で皆でご飯食べるのと、どっちがいいかって言ったら、ぼくは病院を選択するよ」
30年入院してても?
「出してどうすんの? 地域でマンツーマンで診れるならいいが財源も人もいない。支えているのはいつもボランティアじゃねえか」 国連障害者権利委員会は昨秋、日本の精神科医療での強制入院を問題視し、根拠法の全廃を勧告した。
「余計なお世話だよ」
勧告は重くないのか。
「重くないね全然。国連がそんなに権威のある機関だと思ってないもん」
滝山病院(東京都)事件など虐待は起き続けている。再発防止策は。
「滝山への入院は全部他院からの紹介だ。透析患者や難しい案件の患者をなぜ公立病院がやらないんだ。それを言えよ」
来年は診療報酬に加え、障害報酬や介護報酬といったトリプル改定になる。
「精神科も診療報酬を一般診療報酬並みにと訴えているが、全然だめ。精神科診療報酬は入院が9割。診療報酬の構造が違うわけ」
先月、山崎氏は日精協の会長に再任した。8期目だ。なぜ会長職に留(とど)まるか。
「精神科医療を何とかしたいと思っている。財源がつかないとしょうがないでしょ」 ◆当事者「私は一日も早く退院したかった」
山崎会長の発言に当事者や支援者らは何を思うか。
40年近く入院し、現在は群馬県内の地域で暮らす精神国賠訴訟原告の伊藤時男さん(72)は、長期入院を肯定する山崎氏に対し、「病院の立場としてはそうなのだろうが、私は一日も早く退院したかった。多くの人にサポートしてもらい、今が一番幸せ。山崎先生に教えてあげたい」と語る。 当事者でつくる一般社団法人「精神障害当事者会ポルケ」代表理事の山田悠平さん(38)も、「当事者は望まない入院に苦しんでいる。精神障害者を『かわいそう』として地域から締め出して病院に収容することで根深い差別構造を生んできた」と訴える。拘束要件見直しの議論については「身体拘束は行動制限の中でも非常に侵襲性が高い」とし、「告示を厳格にして高止まりしている実態にメスを入れてほしい」と求める。 支援者側はどうか。退院した当事者らと運営する福祉作業所「ほっとスペース八王子」施設長の藤井雅順さん(36)は、「どうやって地域で生活させんの?」という山崎氏の言葉に「現実との乖離(かいり)がありすぎる発言だ。作業所などは確かに人員態勢や収入面での苦労はあるが、それぞれのペースに合わせて楽しみを見つけ生きている」 身体拘束に詳しい池原毅和弁護士は山崎氏の「拘束して治療のプログラムに乗せる」との発言を問題視する。「一般医療では手術後に、手術痕をかいて悪化させることを防ぐために拘束する場合はあるが、精神医療は一般医療と違い、治療のために拘束する手段は認められていない」とする。「一般医療は治療の同意が取れた患者がほとんどだが、精神は半数が強制入院で、本人の同意が全く取れていないまま拘束されるからだ」と違いを指摘する。 「60年、社会は何も変わんねえんだよ」という言葉には、病院からの退院支援を担う社会福祉法人「ひらいルミナル」理事長の河野文美さん(49)も「退院支援に力を入れる精神科病院も出てきたが、地域の受け皿として事業所が増えない社会の弱さもある。病院だけの問題でなく、トータルな視点で地域移行を進めないと…」と話した。 日本障害者協議会の藤井克徳代表は「人権感覚はなく、国際規範すら切り捨てる。拘束についての持論は言い訳と居直りだ」と指摘。「これが、この国の精神科医療のトップの発言で、暗澹(あんたん)たる気持ちになる。こうしたリーダーを選び続ける日精協自体が問われる」 ◆デスクメモ
山崎氏の物言いは乱暴だし、多くの部分で肯定できないが、どきりとする部分もある。「きれいごと言って、結局全部他人事なんだよ」「60年、社会は何も変わんねえんだよ」。精神障害者から目を背け、病院へ追いやることを是としてきた社会。ドンからの重い問いかけだろう。(歩) 【江川さおり(ハートフル隼人病院)と山畑良蔵(県立姶良病院)の深い関係による非人道的な危険性】
姶良保健所や江川さおりが霧島市民に難癖を付けて精神病を捏造して問答無用で姶良病院に強制入院させる。 → 被害者となった患者は姶良病院によって虐待された後で退院の条件として脅迫されて、 原俊弘が経営する有限会社アシストの利益の為にGHアンビスに強制入所させられるか、デイケアで稼いで赤字に陥り易い公立病院である県立姶良病院を黒字化にする為に姶良病院周辺地域に強制移住させられて、訪問看護という監視下に置かれ続ける。これにより、霧島市民だった被害者は、霧島市に戻れない。(転居費用は被害者である患者の全負担)→ 霧島市の人口が減り姶良市の人口が増える。 → 最悪の場合、無理を強いられて調子を崩した患者は、姶良病院へ再入院させられるという無限ループにより死ぬまで搾取され続ける。
事実上、ハートフル隼人病院は、山畑真理教(県立姶良病院)の霧島支部。これは、違法性が高過ぎる人権侵害だ! 地域移行進めないのは長期入院させても儲かる制度を作ってきたからだけなんだろうけどな 「どうせ家で話せるわけない」知的障害者を10年虐待、副理事長による「無法地帯」 内部通報があったのに市役所は7年間認めず
7/15(土) 10:02配信
47NEWS
https://news.yahoo.co.jp/articles/618dfd3d6835edd511fa2dc505c8be0e5d85a382 東京都府中市にある社会福祉法人の男性元副理事長が、知的障害のある利用者に約10年間、虐待を繰り返していた。この法人の第三者委員会がまとめた調査報告書を共同通信が入手し、判明した。これまで行政には合計で十数回、内部告発や通報があったが、府中市は約7年もの間、虐待を認定しなかった。しかも、元副理事長は市職員OBだった。
利用者の中には、この法人がそんな状態であると知らず、虐待を受けて心に深い傷を負った人もいる。報告書によると、元副理事長は恐怖で職員を支配し、「無法地帯」のような状態になっていた。一体、何が起きていたのか。(共同通信=市川亨) ▽息子の異変に気付いた親「何かおかしい」
問題の社会福祉法人は「清陽会」。府中市で知的障害者の作業所2カ所(定員各30人)やグループホームなどを運営している。元々は、知的障害者の親の会が母体となって1989年に設立された法人だ。
「何かおかしい」。知的障害と自閉症のある長男(26)が2017年から清陽会の作業所に通い始めた府中市の金成祐行さん夫妻は、長男の行動障害がだんだん激しくなっていくことを不審に感じていた。作業所でパニックを起こし、壁に穴を開けてしまうといったことがあった。 清陽会側とやりとりして虐待を疑った金成さんの訴えを受け、府中市は第三者委員会を設けて調査するよう清陽会に要請。委員会は2021年6月に設置された。
第三者委員会は、利用者の親や職員らに話を聞くなどして、2022年3月に報告書をまとめた。金成さんは当然、報告書を読めるものだと思っていたが、清陽会は「個人が特定される恐れがある」などとして、開示を拒否。2022年5月に金成さん夫婦と会った千田恵司理事長はこう説明していた。
「心理的な虐待のみで、身体的な虐待はなかった」
ところが、共同通信が報告書を入手して内容を確認したところ、すさまじい内容が記されていた。 ▽すさまじい虐待の数々…利用者をビンタ「顔も見たくねえ」
第三者委員会が認定した元副理事長による虐待は、次のような内容だ。
・約10年前、言うことを聞かない利用者をビンタした
・利用者の腕をねじるように暴行を加え、押し倒し、頬を手で押さえつけた。「どうせ家で話せるわけはないから大丈夫」などと発言した ・元副理事長を慕っている利用者の頭を拳でたたいたり、往復ビンタをしたりしながら叱る行為を何度も行った
・利用者の顔をビンタし、「おまえの顔なんて見たくもねえ」と言った
被害を受けたのは利用者だけではなかった。職員も暴行や暴言、パワーハラスメントを受けていた。ある職員は「能なし」「頭がおかしいから病院に行って診てもらえ」などと罵倒された。書類を投げ付けられた上、顔を殴られた職員もいた。ハラスメントに耐えかねて退職した人もいた。 清陽会の母体は、利用者の親の会だ。このため、以前は親の1人が理事長を務めていたが、親からはこんな証言も出ていた。
「理事長の子どもが『トイレが遅い』と元副理事長に殴られた」
「ある保護者が『会計について(法人に)説明を求めては』と親の会に提案したが、『そんなことをしては(元副理事長に)ぶん殴られる』と言われた」 ▽虐待にとどまらず書類改ざん、「隠蔽体質」との証言も
元副理事長の問題は暴行や暴言にとどまらない。報告書によると、職員からは次のような証言もあった。
「遅くまで残業させていたことがばれないよう、行政の監査があると、元副理事長の指示でタイムカードの改ざんが行われていた」
「できていない書類を監査までに全てできていたかのように作成した」
元副理事長は規定外の給与を受け取っていたほか、妻と娘も職員として在籍していた。 清陽会では、過去10年間で利用者への工賃不払いが合計1億円以上あったことも分かっている。職員や家族からは「事業の収益が何に使われたのか分からない」との声が複数上がっていて、不透明な会計処理が行われていたとみられる。職員からは「組織として隠蔽体質が根強い」という証言もあった。
報告書は、元副理事長以外の職員も利用者に心理的な虐待や不適切な支援をしていたと指摘。ある職員は利用者に怒鳴りつけるような指示を出し、従わないと「副理事長に報告するよ」などと言っていた。 ▽恐怖で職員を支配した元副理事長、行政は何をしていた?
報告書は、法人の状況を次のように説明している。「元副理事長への恐怖感で職員は反論できない環境だった」「理事や評議員の多くが元副理事長の依頼で就任しており、実質的な審議がなされていなかった」
不正常な運営の直接的な原因は「元副理事長の強権的な支配」としつつ、こうも指摘している。「理事会や評議員会が十分機能していなかったことも、人権侵害が長年にわたり行われたことの大きな要因だ」 一方、利用者の家族や職員の中には、行政に虐待を通報した人もいた。報告書によると、府中市に最初の通報があったのは2013年。だが、市が元副理事長による虐待を認定したのは2020年7月で、約7年を要した。職員や家族からは、行政の不作為を訴える証言もあった。
「市や労働基準局に通報したが、注意程度で終わってしまい、訴えた人は精神的にまいってしまい退職した」 「同僚が市に相談に行ったが、市から確認はなかった」
「知人が心配して都庁に連絡してくれたが、握りつぶされたと感じている」
証言を受け、第三者委員会は行政の対応を批判している。「府中市や東京都、国が積極的に指導に踏み切らなかったために問題を長期化、深刻化させた。責任は重い」 ▽理事長は「身体的虐待はなかった」と虚偽の説明
ところで、元副理事長はどんな人物なのか。関係者によると、市職員の時代は障害福祉の担当も務めた。現在は80歳前後。府中市が虐待を認定した後の2020年末に清陽会を退職したが、特に処分は受けなかったという。
退職後に清陽会へ提出した文書では虐待を否定した上で、「記憶にない事象での行動がある場合は深くおわび申し上げる」などと弁明。第三者委員会の面談依頼は拒否していた。
取材のため直接話を聞こうと自宅を訪ねたが、応対した元副理事長の妻は「『お話しすることはない』と申しています」と答えた。 清陽会の千田理事長は金成さんに謝罪はしたものの、報告書の詳細を伏せて「身体的虐待はなかった」と虚偽の説明をしていたことになる。今年3月になって「事実認識が欠けており、不適切な発言だったことを強く反省している」と釈明したが、この時点でもやはり報告書の開示は拒否。金成さんからの再三の要請や府中市からの指導を受け、4月にようやく開示した。金成さんは元副理事長による虐待の数々と、理事長の説明が虚偽であることをようやく確認できたが、報告書がまとめられてから1年以上がたっていた。
清陽会は今も報告書は公表しておらず、職員にも概要しか明らかにしていない。
元副理事長を刑事告発するよう求めた金成さんに対しては、こう回答した。「傷
害罪に該当する行為があったことを裏付ける資料を有しておらず、告発は難しい」 ▽被害者はPTSDと診断「息子の人生はめちゃくちゃ」
府中市の対応はなぜここまで遅れたのか。法人への遠慮や事なかれ主義が背景にあったとみられるが、担当課長らはこう釈明した。
「指導はしていたが、元副理事長になかなか会えなかった」
「もっと早い対応が必要だったと思う。利用者には申し訳ない」
これまでは通常の指導・監査だったが、今年1月からは社会福祉法に基づく特別監査に切り替え、7月14日に監査結果を発表。不正・不適切な支出が多数見つかったとして、再発防止策など改善を勧告した。東京都も7月7日、立ち入り検査に入った。千田理事長は「既に改善に取り組んでおり、市の指導に沿って対応したい」としている。 元副理事長から虐待を受けた金成さんの長男は、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断された。今もフラッシュバックを起こして、物を壊したり他人を殴ったりしてしまう行動障害が出ることがある。そのため、外出時などはヘルパーが2人付き添う。
「虐待で息子の人生はめちゃくちゃにされた」と金成さん。「清陽会は関係者を処分するなど責任を取ってもらいたい。行政は、きちんと指導監督しないと、こういうひどい結果を招くということを肝に銘じてほしい」 【取材後記】
障害福祉分野の取材を十数年しているが、歴史があったり規模が大きかったりする社会福祉法人ほど、自治体は指導に及び腰だ。規模が小さいNPO法人や営利法人で不正があると、「指定取り消し」という厳しい処分が出ることがあるが、社会福祉法人ではめったにない。
多くの利用者がいて影響が大きいこと、行政と「持ちつ持たれつ」の関係であることなどが要因とみられる。だが、声を上げにくい障害者を守れるのは、指導・監督権限を持つ自治体だけだ。
監査は事前に通告があり、書類が整っていればクリアできてしまう。これでは不正は見抜けない。時には抜き打ち検査をするなど、緊張感のある関係を築くべきではないだろうか。 加害者は匿名か
現況報告書公開されてるから調べれば分かるのにな やまゆり園事件は問う 中井園の模索 対応後手虐待防げず
社会 | 神奈川新聞 | 2023年7月15日(土) 05:30
https://www.kanaloco.jp/news/social/article-1004933.html 神奈川県立津久井やまゆり園で障害者19人が殺害され、職員を含む26人が重軽傷を負った事件から26日で7年がたちます。虐待問題で揺れる県立中井やまゆり園が改善に向けて模索する様子を通じて、入所施設の今を見詰めます。 〈人権意識の大きな欠如が生じている〉
〈利用者が人間らしい生活を送れなくなっており、職員も利用者を人間として見られなくなっている〉
県立中井やまゆり園(中井町)の支援に関する県の外部調査委員会は2022年9月にまとめた報告書で厳しく指摘し、改善を求めた。後に園の支援改革プロジェクトチームは、この指摘の意味をこう説明した。
〈地域社会から断絶された環境の中で、行動障害への対症療法的な対応によって、利用者の人間性や人柄を読み取ることがおろそかになっていた〉
外部調査委は報告書で、虐待の疑いがある25件について関係自治体に通報したと公表した。翌23年5月の報告書ではそのうち9件が虐待認定されたとした。
これとは別に、県は21年5月、8時間以上に及ぶ長時間居室施錠という形で身体拘束していた事案が同年2月時点で22件あり、そのうち2件が関係自治体から虐待認定されたと明らかにした。 やまゆり園事件は問う 中井園の模索 入所者の人生顧みず
社会 | 神奈川新聞 | 2023年7月16日(日) 05:30
https://www.kanaloco.jp/news/social/article-1005120.html 神奈川県立津久井やまゆり園で障害者19人が殺害され、職員を含む26人が重軽傷を負った事件から26日で7年がたちます。虐待問題で揺れる県立中井やまゆり園が改善に向けて模索する様子を通じて、入所施設の今を見詰めます。 「民間施設や地域、家庭で対応が困難な人を園で受け入れることでもって役割を全うしていると勘違いしていた。利用者一人一人の人生にまで思いを寄せることができず、深く反省しなくてはならない」
県立中井やまゆり園(中井町)の菅野大史園長(当時)は施設運営自体に誤りがあったとして、壇上で頭を下げた。
外部調査委員会が報告書をまとめてから2カ月後の2022年11月、園と県が改革の進捗(しんちょく)状況について説明するために秦野市内で開いた報告会でのことだ。
自傷他害や物品破壊といった「問題行動」の軽減に支援が集中し本人の生活の幅を広げることはできず、地域から隔絶された園内で生活が完結し地域生活移行も進まない-。園長の釈明からは、そんな園の窮状が浮かび上がった。
いったん入所したら最期まで暮らす「ついのすみか」としての側面が強く、園に入る際に本人に入所の目的を伝え、どのような人生を送りたいかを話し合うことはなかったという。 やまゆり園事件は問う 中井園の模索 支援実態にメス
社会 | 神奈川新聞 | 2023年7月14日(金) 05:30
https://www.kanaloco.jp/news/social/article-1004606.html 神奈川県立津久井やまゆり園で障害者19人が殺害され、職員を含む26人が重軽傷を負った事件から26日で7年がたちます。虐待問題で揺れる県立中井やまゆり園が改善に向けて模索する様子を通じて、入所施設の今を見詰めます。 県立中井やまゆり園(中井町)が改革を迫られるようになったのはなぜか。それはこの3年余り、県立障害者施設の支援実態について外部のメスが入り続けてきたからだ。
発端となった「津久井やまゆり園利用者支援検証委員会」では2020年1月から身体拘束事案の検証が進められた。後継組織として同年7月に設置された「障害者支援施設における利用者目線の支援推進検討部会」では県立全6施設に検証対象が拡大した。
同園では21年2月時点で1日8時間以上の長時間居室施錠は22件あった。同部会は翌3月にまとめた報告書で、同園での長時間居室施錠について厳しく指摘した。 身体拘束を認められてる精神科病院
居室施錠しただけで非難される障害者福祉 居室施錠はグループホーム火災の影響で厳しくなったからな 続いては、府中市の社会福祉法人「清陽会」で知的障害者への虐待が続いていた問題です。被害を受けた元利用者の父親がTOKYO MXの取材に応じ、
虐待によって「息子の夢が完全に失われた」と、憤りをあらわにしました。 複数の関係者によりますと、府中市の社会福祉法人「清陽会」で市職員OBの男性元副理事長が、およそ10年間にわたって、知的障害の利用者らに
虐待を繰り返していました。 MXが入手した第三者委員会の報告書では、元副理事長が
「利用者を押し倒し、顔を押さえつけた」
「言うことを聞かない利用者にビンタをする」など
暴行を行っていたほか、障害者への軽視発言も記載されていました。 明らかになった府中市での虐待問題を受けて東京都も動き始めました。 小池知事会見(6月30日)
「障害者に対する虐待というのは尊厳を著しく傷つけるものであって、そもそもあってはならないと考えます。」 今月7日には東京都の職員が施設に立ち入り、虐待内容や利用者の支援計画などに関して検査を行いました。
今回、この施設で虐待を受けていた元利用者の父親が、MXの取材に応じました。 元利用者の男性は知的障害と自閉症があり、2017年から「清陽会」の施設に通っていました。しかし、通い始めてから頻繁に物を壊したり、
他人を殴るようになったということです。 父親
「もうとにかく暴れるともうどうしようもなくて、夜中だろうが朝だろうが暴れまくって、どうしちゃったのかなと、なんかあるのかなと思ってすごく心配だった」 診察を受けると激しい虐待によるPTSDだと判明しました。 父親
「知的障害・自閉症の人たちに虐待って絶対にあっちゃいけないですよね」
「自分がされていたことをフラッシュバックしてそこから逃れるために暴れてしまう。」 元利用者の男性は「いつかは一人で町を歩きたい」と目標を掲げていました。ただ、施設での虐待により「夢が完全に断たれた」と、父親は話します。 父親
「完全にそれが失われてしまったんですよ、それが彼の人生を奪った。」
「本当にかわいそうですよね、彼が。」 そして、虐待の中心人物だった元副理事長に、強い憤りを示しています。 父親
「虐待をしていることを認めていない。当然やっぱり謝罪もしない、
『ごめん』の一言もない、これってありえますかね。本当に。ですから、副理事長については非を認めて、責任を取ってもらいたい」 やまゆり園事件は問う 中井園の模索 共に歩む約束の握手
社会 | 神奈川新聞 | 2023年7月21日(金) 05:40
https://www.kanaloco.jp/news/social/article-1006361.html 神奈川県立津久井やまゆり園で障害者19人が殺害され、職員を含む26人が重軽傷を負った事件から26日で7年がたちます。虐待問題で揺れる県立中井やまゆり園が改善に向けて模索する様子を通じて、入所施設の今を見詰めます。 県立中井やまゆり園(中井町)の講堂に、入所者が続々と集まってきた。6月1日、異動で赴任した職員の着任式。吉田信雄新園長(53)のあいさつは、一連の虐待や不適切支援についての謝罪から始まった。 「反省し心を入れ替えて、もっといい園をつくっていきたい」と頭を下げた後、園長としての最初の約束を宣言した。「7月に利用者89人全員が外に出て、楽しく過ごす日をつくります」 園では施設内で完結する暮らしから、地域を意識した生活への転換が課題となっている。 秦野駅近くに設置した交流拠点「らっかせい」や農地で活動したり、事業所で働いたりする入所者が出てきている。だが、地域の活動場所はまだ限られており、日中に園を出るのは一部にとどまる。こうした現状を変えていこうと、まずは入所者全員が園を出る日を設けることにした。 実施日は7月31日と決まった。バーベキュー、水族館巡り、ショッピング、ドライブ…。六つの生活寮ごとにそれぞれの訪問先に向かう。 障害者施設・元幹部虐待 「府中市の責任重い」 第三者委、認定に7年問題深刻化 /東京
2023/7/21 地方版
https://mainichi.jp/articles/20230721/ddl/k13/040/014000c 府中市内の社会福祉法人「清陽会」の運営施設で約10年前から元副理事長による複数の知的障害者への虐待が繰り返されていたとされる問題。市が虐待を認定したのは最初に通報のあった2013年から7年後。調査した同法人の第三者委員会は報告書で虐待の詳細を明らかにすると共に、踏み込んで指導しなかった市などの責任は重いと指摘した。【野倉恵】 第三者委は元利用者の家族が20年、元副理事長による暴行を訴え、市が虐待認定したことなどを受け21年6月、清陽会が弁護士ら4人に委嘱。22年3月に報告書をまとめた。
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残り1926文字(全文2172文字) 神奈川県の知的障害者施設で入所者への虐待や不適切な行為が明らかになった問題で、黒岩知事が施設を訪れて、入所者や家族に謝罪しました。 神奈川県中井町にある県立の知的障害者施設「中井やまゆり園」では、県などの調査で、入所者の顔を平手打ちするなど、「虐待」や「不適切な支援」が確認されました。
黒岩知事は24日、施設を訪れ、入所者や家族に対し、「これまでの支援のあり方は間違っていた。嫌な思いをさせ、我慢をさせてしまったことを心より皆さんにおわび申し上げる」と述べて謝罪しました。
そして今後は入所者など当事者に寄り添った支援に変えていくことや、施設を出て自立できるよう支えていくことなどを説明しました。 家族からは、「虐待の調査が一部、途中になっているものもあるので、継続してほしい」といった意見が出されました。
黒岩知事は「『当事者目線』に立つというコンセプトを職員で共有していきたい」と話していました。
40代の息子が入所しているという藤田隆夫さん(74)は「県が進めている改革がこれからどのように実行されていくかを見ていかないといけない」と話していました。
県は施設の改革に向けたプランを、今月中にも公表する予定です。 レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。