“トレンディードラマ”大多常務が関西テレビ社長に
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 「東京ラブストーリー」「ひとつ屋根の下で」などのヒットドラマのプロデューサーを務め、
トレンディードラマのヒットメーカーとして知られるフジテレビ大多亮常務(59)が、
関西テレビ社長に就任することが、24日までに決まった。

 大多氏は早大教育学部を卒業して、81年に入社。報道局のカメラマン、広報などを経て
86年にドラマ担当。上司だった山田良明共同テレビジョン相談役とともに、80年代後半から、
トレンディードラマを手掛けた。

 88年に「君の瞳をタイホする!」「君が嘘をついた」「抱きしめたい!」などでブームを
起こした。バブルの時代に都会に生きる若者たちの生き様、恋愛事情を描いて、F1層と
いわれる若い女性を中心に爆発的なブームを巻き起こした。

 90年の「すてきな片想い」、91年の「東京ラブストーリー」「101回目のプロポーズ」の
“純愛3部作”では、バブル崩壊後の恋愛を描き、「東京ラブストーリー」は、平均視聴率は
22・9%、最高視聴率は最終話の32・3%(ビデオリサーチ調べ、東京地区)を記録した。

 大多氏のドラマからは浅野ゆう子、浅野温子の“W浅野”をはじめとして、鈴木保奈美、
菊池桃子、中山美穂、陣内孝則、柳葉敏郎、三上博史、石田純一、織田裕二、江口洋介、
福山雅治、酒井法子などが人気俳優に育った。また、「東京ラブストーリー」の坂元裕二氏、
「101回目のプロポーズ」「ひとつ屋根の下で」の野島伸司氏など脚本家の育成にも力を発揮した。

 07年に執行役員、12年に常務に就任していた。今後は準キー局の関西テレビのトップとして
采配をふるう。