黒澤明の演出法はちょっと特殊すぎる
役者でもなんでも、すべてコントロールしないと気が済まなかった
役者が中途半端に役作りなんかしてきたら、その役者の演技をめちゃくちゃにする
大滝秀治も、同じシーンで20何回NGが出され、あげくに「大滝さん、あんたがそんな演技してちゃ困るよ」と叱責され
何が何だか分からなくなって、演技プランが滅茶苦茶になったそうだ

三船敏郎も、夜酒を飲んで「黒澤明の馬鹿ヤロー」と叫んでいたと、隣人のEHエリックが言っていた