このドラマの伏線 スターリンとトロツキーの対立
 レーニンが1924年1月死亡、スターリンが後継者となると、
スターリンとトロツキーが激しく対立した。両者は同年齢であったが、
「一国社会主義革命論(スターリン)」と「世界革命論(トロツキー)」
という革命路線の対立以上に性格がまったく合わなかった。
 結局、ジェルジンスキーが率いる秘密情報機関を利用したスターリンが勝利した。
スターリンは、1934年から38年までの間に、赤軍の陸海軍の3万人の将兵、
情報機関の要員500名以上を処刑した。
その主たる目的は、第一にトロツキストを見つけ出して抹殺、
第二に赤軍内部にいる親ドイツ派将兵を抹殺することであった。